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周産期母子医療センター

当院の周産期医療の目標は周産期死亡率の改善だけでなく母体の安全、生存児の障害なき生存(intact survival)を目指しております。

外来待合室(1)

外来待合室(2)

外来診察室

生命(いのち)

産婦人科外来入口

周産期手術室

■産科セミオープンシステム
平成24年5月より浦和医師会ならびに浦和産婦人科医会のご理解とご協力のもとに、新たに埼玉県内では初めての試みとして産科機能的役割分担を明確にした当院独自のセミオープンシステムがすでに稼働されています。現在まで順調に推移し、浦和地区産婦人科連携登録施設も12施設と増加し、最近問い合わせや利用希望者も増加しております。今後は運用面での問題がなければ、大宮、与野、岩槻地区へも拡大展開したいと考えている。

当院のセミオープンシステムをご紹介させていただきます。
対象は当院のリスクの低い受診妊婦、分娩施設を持たないクリニックの受診妊婦、分娩施設で受診中当院での分娩を希望する方々です。妊娠初期に当院で医療連携共通カルテ(妊婦自身が常時携帯)を作成し、妊婦が希望される近くの市内の産科病診療連携施設である1次診療施設へご紹介し、妊婦健診を受けていただき、その期間夜間、休祝日に異常緊急事態に対し24時間体制で当院が責任を持って対処するシステムです。
その後一番リスクが高い時期にあたる妊娠35週前後から分娩までは当院で管理対応し、出産後の健診はもとの1次診療施設へ再度紹介し受診していただくシステムです。

このシステムの利用により当院での外来の混雑を軽減し、より多くのハイリスク妊娠・分娩や母体搬送・救急搬送への受け入れ対応が充足可能となります。さらにいままで分娩制限のためお断りしてきた当院分娩希望妊婦に対しての受け入れが可能となりその解決策となります。その結果さいたま市内の産科病診連携システムが円滑に機能し、市内の女性にとってより利便性があり、安全で安心した妊娠、出産、育児ができる環境作りとなるものと確信しております。

現在まで順調に推移し、浦和地区産婦人科連携登録施設も12施設と増加し患者数、問い合わせ数とも急増している状況です。

産科セミオープン連携登録施設

 

施設名称

電話番号

1 飯島医院 882-5649
2 石川病院 861-2161
3 加藤クリニック 882-0034
4 かねこウイメンズクリニック 874-1331
5 川田産婦人科医院 853-3822
6 キリサワ産婦人科クリニック 887-7200
7 埼玉社会保険病院 832-4951
8 彩レディースクリニック 883-0076
9 高田クリニック 831-2023
10 のりこレディースクリニック 829-0711
11 松永医院 862-3606
12 宮坂産婦人科クリニック 873-0220

■スタッフとベッド数
周産期母子医療センター産科部門の病床数は平成23年度4月より11床増床となり計40床(重症個室4床を含む)となった。

産婦人科医師は現在9名:常勤医師7名、後期研修医2名《慶應大学産婦人科教室より1名、杏林大学産婦人科教室より1名》、助産師23名、看護師8名が勤務している。
今後、大学にこだわらず各専門医をめざす常勤医、日本産科婦人科専門医を目指す後期研修医の研修施設として多くの産婦人科医師を現在募集中です。

また女性医師に対し、妊娠、出産、育児を考慮した勤務体制(夜間当直免除、病棟管理勤務、24時間保育施設完備など)で常勤医扱いとして勤務していただく内部環境にある。

平成24年度の全体的な傾向として、ハイリスク合併症妊婦、胎児構造異常、多胎など外来紹介患者が増加傾向を示し紹介受診者は59.83%を占めた。
平成24年度10月17日より県内担当ブロック制による母体・新生児搬送コーディネーターシステムが稼働し、当院はさいたま市全域(約11000人出産)の周産期母子・新生児搬送受入れ担当施設として埼玉県より指定を受けている。
よって今後市内、市外を含め搬送依頼症例数がさらに増加するものと予想される。一方社会的リスクのある妊婦の受け入れ依頼が増加しており、当科として未受診妊婦、生活保護受給妊婦などを受け入れる専門外来を開設している。
平成24年度の年間分娩数は807件(多胎47件)、出生児数855人、帝王切開件数348件(帝王切開率43.4%)、緊急帝王切開件数165件(46.3%)、母体搬送依頼219件、受け入れ件数117件(搬送受け入れ率59.83%)でした。本年度は分娩数、多胎、母体搬送依頼、受け入れ件数ともに増加が目立った。平成24年度から当科として新入職医師の増加があり本年度はさらに周産期医療の体制を充実し、今後市内の母体搬送、母体救急、新生児搬送の対応に100%応えていくように努力している。



■学会活動
内容は早産管理、母体救急管理、胎児診断等多岐にわたり周産期分野(産科部門)全般を網羅した。発表した学会は埼玉県内の学術集会のみならず、全国の有名周産期センター関係者が一同に会した日本産科婦人科学会、日本周産期・新生児医学会総会での発表を含んでおり、当院の周産期母子医療センター産科部門の充実ぶりを示しているものと言える。また、本年度は論文発表も行い、高次周産期母子医療センターに勤務する医師の努めとして、今年度も「忙しい勤務の中でも、単に忙しいだけに終わらない」医療を目指し、さらに地域医療に密着した連携の強化を図るよう努力していきたい。

■論文
一絨毛膜二羊膜双胎の1児に円錐動脈管心奇形を出生前診断しえた2症例
埼玉県医学会雑誌 第46巻 1号、2011年 当院における妊婦健康診査未受診症例の後方視的検討
日本産科婦人科学会関東連合地方部会誌 第48巻 第1号、2011年 腹腔鏡下に診断・治療を行った卵巣妊娠の2例
埼玉産科婦人科学会雑誌 第41巻、2011年

■学会発表
経腟3D超音波検査が出生前診断に有効であった胎児ベルガ腔拡大の1例
第84回 日本超音波医学会、2011年5月29日 最近1年間で経験した高次医療機関との連携を要したMD双胎の3例
第79回 埼玉産科婦人科学会・埼玉県産婦人科医会 平成23年度前期学術集会、2011年6月18日 1)羊水塞栓症による妊産婦死亡例から考えるAutopsy Imaging (AI) の重要性 2)偽性副甲状腺機能低下症1a型合併妊娠の一例 3)当院周産期センターにおける非妊時母体BMIと周産期合併症についての検討 4)短期間に連続して経験した胎児母体間輸血症候群を疑う2症例 5)骨髄異形性症候群 (MDS) 合併妊娠・分娩の一例
第47回 日本周産期・新生児医学会、2011年7月10日 当院周産期センターにおけるやせ妊婦の周産期管理についての考察
第40回 日本女性心身医学会、2011年7月23日 1)帝王切開における低血圧が胎児に及ぼす影響の解析 2) 出生前から頚髄圧迫を疑っていた点状軟骨異形成症の一例
第63回 日本産科婦人科学会、2011年8月29日 妊娠19週に加重型高血圧腎症を発症した高血圧合併妊娠の1例
第80回 埼玉産科婦人科学会・埼玉県産婦人科医会 平成23年度後期学術集会、2011年11月12日 社会的リスクのある妊婦に対する早産対策
第5回 日本早産予防研究会、2011年12月3日 地域周産期センターにおける双胎妊娠に関する後方視的検討
第49回 埼玉県医学会総会、2012年1月22日 第81回 埼玉産科婦人科学会・埼玉県産婦人科医会 平成23年度後期学術集会、2012年7月7日
当院にて分娩・新生児管理を行った超低出生児体重児Extremely low birth weight infant(ELBWI)に関する検討 第81回 埼玉産科婦人科学会・埼玉県産婦人科医会 平成23年度後期学術集会、2012年7月7日
当院における羊水検査施行症例の検討~18トリソミーを中心に~ 第48回 日本周産期・新生児医学会 
シンポジュウム12;社会的リスクのある周産期医療
社会的リスクのある妊婦と周産期医療
2012年7月10日 第48回 日本周産期・新生児医学会
2012年7月10日
妊娠様式(自然妊娠群対不妊治療群)による双胎妊娠における
周産期予後の検討 第30回受精着床学会
2012年8月30日
DM1のPGDにおける移植可能胚の増加を目的とした全ゲノム増幅法の検討 第52回 日本産婦人科内視鏡学会
2012年9月13日
人工透析中の患者における腹腔鏡下の周産期管理の注意点 その他
一絨毛膜二羊膜双胎の1児に円錐動脈管心奇形を出生前診断しえた2症例
埼玉県医学会雑誌 第46巻 1号、2011年 当院における妊婦健康診査未受診症例の後方視的検討
日本産科婦人科学会関東連合地方部会誌 第48巻 第1号、2011年 腹腔鏡下に診断・治療を行った卵巣妊娠の2例
埼玉産科婦人科学会誌 第41巻、2011年 吸引分娩
産婦人科の実際 別冊 産婦人科ポケット手術マニュアル 金原出版、2011年8月 妊婦食堂
ダイヤモンド社 2012年4月19日 第1刷発行 (座長)
第17回 さいたま新都心懇話会 2011年7月14日 (特別講演:座長)
第18回 さいたま新都心懇話会 2012年2月9日 (一般講演:座長)
第18回 さいたま新都心懇話会 2012年2月9日

■教育活動
 慶應義塾大学医学部学生の産婦人科実習病院、慶應義塾大学医学部産婦人科教室、杏林大学医学部産婦人科教室の後期研修指定病院となっており、初期・後期臨床研修医の教育指導を行っている。
当院は、日本産科婦人科学会研修指定病院(日本産科婦人科学会専門医)、日本周産期・新生児医学会認定の基幹研修施設(周産期専門医)、日本超音波医学会研修指定施設(超音波専門医)となっており周産期関連の研修希望者が増加している。当院から日本周産期・新生児学会専門医を現在まで3名、臨床遺伝専門医1名輩出している。
 当センター長は、慶應大学産婦人科非常勤講師、埼玉県立大学非常勤講師、日本産科・婦人科学会代議員、日本周産期・新生児医学会評議委員および指導医、埼玉県産婦人科医会理事、埼玉県医療対策協議会周産期医療部会委員、埼玉県医師会周産期医療運営委員、埼玉県母子保健委員会委員、埼玉県産婦人科医会周産期研究会世話人、埼玉県産婦人科医会社保委員、学術委員、さいたま新都心懇話会世話人として周産期母子医療の発展に力を注いでいる 。

■NICU/GCU施設概要
 NICU12床、GCU 21床、後方病床として西2階3床。ファミリールーム(赤ちゃんとご家族の宿泊スペース)、薬剤師作業コーナー(薬剤師1-3名がクリーンベンチで高カロリー輸液製剤の精密調製)等。地域周産期母子医療施設。新生児専門医基幹研修施設(日本周産期学会認定)。看護師40名、助産師4名。新生児内科、小児内科、小児外科、眼科、耳鼻咽喉科、感染症科、脳神経外科、麻酔科、整形外科、皮膚科、リハビリテーション科、臨床心理士、皮膚・排泄ケア認定看護師などさまざまな職種の連携により運営されています。

1)入院経路

新生児搬送の増加傾向を認める。母体搬送の減少はセミオープンシステムにより、より早い時期にハイリスク妊婦を発見できるようになったからと考えています。

2)入院患者内訳

 超低出生体重児(出生体重〜1000g)15名前後、極低出生体重児(出生体重1000〜1500g)20-40名前後であり大きな変動はない。気管内挿管による人工呼吸管理の減少を認め、非挿管による呼吸管理の進歩によると考えられる。 多胎は平成25年をピークに減少。小児外科による開腹、開胸術は年間10名前後。眼科医による未熟児網膜症に対する光凝固術は3〜4名前後である。

3)死亡症例の内訳

 過去3年において、染色体異常や致死的合併症のない患者の死亡は子宮内感染症による重度の気管支肺異形成1例のみである。

所長 佐藤清二(日本小児科学会専門医、日本小児内分泌学会評議員、日本人類遺伝学会指導医、日本生殖内分泌学会評議員、ICD制度評議会認定インフェクションコントロールドクター、慶應義塾大学小児科非常勤講師 )
科長 大森さゆ(小児科学会専門医、日本周産期・新生児医学会指導医、新生児蘇生法専門コースインストラクター)
医長 市川知則(小児科学会専門医、日本周産期・新生児医学会専門医、チャイルドシート指導員)
医長 三輪雅之(小児科学会専門医、小児科学会認定小児科指導医、日本周産期・新生児医学会指導医)
医長 古川律子(小児科学会専門医、臨床研修指導医、日本周産期・新生児医学会専門医)
医長 山田恵 (小児科学会専門医、日本周産期・新生児医学会専門医)
医師 冨永尚宏(小児科学会専門医)
医師 堀江裕子(小児科学会専門医研修終了、新生児蘇生法専門コースインストラクター)

 新生児期は子宮内の環境から子宮外への環境の劇的な変化と適応の時期にあります。人の一生でもっとも危険な時期です。と同時に新生児期は子育ての出発点でもあります。新生児医療はその大切な時期を支援することが目標です。小さくうまれてくる赤ちゃん、病気を持ってうまれてくる赤ちゃんに対する準備、元気に産まれた、または産まれる予定でありながら急激に変化する赤ちゃんへの迅速な対応を行います。
 病棟では、集中治療を行っている間でも、カンガルーケアなどを通じてご家族と赤ちゃんのアタッチメントが順調に育つように、また担当スタッフが赤ちゃんの日々の様子をご家族にお知らせするノートを作成し、大切な赤ちゃんと離れているご家族の不安が少しでも軽減できるように、と心がけています。また、小児内科、小児病棟のスタッフの協力により、在宅酸素、在宅人工呼吸など医療的ケアを必要とする赤ちゃんが自宅に帰る準備をすすめていきます。



 日本周産期新生児医学会の専門医研修基幹施設にも認定されています。指導スタッフは半数が専門医、指導医を取得しており、感染症、腎臓病、内分泌などのサブスペシャリテイを備えています。小児科専門医のプライマリーケアとしての研修、周産期・新生児専門医の取得目的での研修を歓迎します。
  私たちはチームワークを最も重要なものと考え、それぞれが持つ知識と技術を駆使してより良いケアを目指しています。チームワークとコミュニケーションの良さが働きやすさ、やりがいを感じる職場の源となり、ひいては診療実績に寄与していると考えています。是非仲間になってください。

     

 

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