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消化器内科

人口130万のさいたま市唯一の市立病院として、救急を含めた地域医療を医師会と緊密な連携をとりつつ推進するとともに、最先端の医療も追求している。またアジア各国からの見学生を受け入れている。日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本超音波医学会、日本胆道学会の指導施設である。

■上部消化管、下部消化管
平成23年度は上部内視鏡は年間3771例、大腸内視鏡1943例と県内トップクラスの症例数である.消化管出血に対する緊急内視鏡数は130例で、クリッピング法・エタノール局注法・高周波凝固法を行なっている。止血困難例には動脈塞栓術を行っており、手術になる症例は1%未満である。また食道静脈瘤に対する治療であるEVL、EISは69件であった。平成17年7月から、早期胃癌に対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を導入し、平成17年7例、18年47例、19年48例、20年81例、21年85例、22年69例、23年75例と年々増加している。最近は拡大適応病変にチャレンジし、一昨年11月に発表された読売新聞のランキングでは胃癌のESD数は県内5位で、当院より多い施設はすべて県内大学病院であった。最近では食道癌のESDも開始している。早期大腸癌の内視鏡治療は19年116例、20年123例、21年121例、22年108例、23年118例と県内トップで、病変は最大50mm程度のものまで切除している。現在は大腸癌でもESDを導入しており、昨年は5例行なった.シングルバルーン小腸内視鏡は8例、カプセル内視鏡も多数行なっている。切除不能な胃癌、大腸癌に対する化学療法も積極的に行っている。潰瘍性大腸炎やクローン病に対しては、内服治療に加え顆粒球吸着療法も併用している。

■肝疾患
B型慢性肝炎には抗ウイルス内服治療を、C型慢性肝炎にはリバビリン+ペグIFNα2b、ペグIFNα2aを中心に治療を行っている。肝癌に対してはUS・CTを定期的に行い早期発見に努め、治療としてはラジオ波治療・外科的切除術・TAE・PEIT・抗がん剤内服治療を行っている。特に最近は、転移性を含めた肝癌に対するラジオ波治療数が増加している。

■胆膵疾患
腹部超音波検査は7200件/年で、原発性肝癌,転移性肝癌に対しソナゾイド造影超音波を70件/年行なっている。
ERCPは年間740例で、その91%は治療内視鏡である。EST(乳頭切開)、EBDBD(胆管バルーン拡張)は324例、胆管・膵管ステント(EBD、EPS)、胆管・胆嚢ドレナージ(ENBD 、ENGBD、ERGBD)、膵管・膵嚢胞ドレナージ(ENPD、ENCD)を多数行っている。緊急ERCP例は95例と月8例のペースであった。膵石症はこの20年間に400例治療し、本邦1位、世界3位の症例数で、独自に開発した内視鏡的膵管バルーン拡張術(EPDBD)とESWLを併用し、排石率78%、除痛率97%と良好な成績で、毎年欧米の学会で発表し高い評価を得ている。平成23年度にはアメリカ消化器内視鏡学会(シカゴ)、ヨーロッパ消化器病学会(ストックホルム)で発表し大きな関心を呼んだ。胆石症で適応のあるケースには外来でESWL治療を行っている。19年間に930例の治療を行い排石率80%である。PTCD、PTGBDは年間130例である。切除不能膵癌・胆嚢・胆道癌に対する化学療法も外来で行っている。

■カンファレンス
毎週月曜日には外科との合同カンファレンスと消化器内科入院患者全員の検討会を行っている。また金曜日には早朝の英文抄読会を行っている。また地域の医師会とも積極的に合同症例検討会を行なっている。

■医療設備
上部・下部・十二指腸電子内視鏡、超音波内視鏡、腹部超音波(カラー、パワー、ハーモニー)、ESWL,CT(2台),MRI(2台),腹部血管造影(DSA)。

■診療科責任者
部長 加藤 まゆみ(日本内科学会専門医 日本消化器病学会専門医 日本超音波医学会専門医・指導医)

■スタッフ
部長 加藤 まゆみ(日本内科学会専門医 日本消化器病学会専門医 日本超音波医学会専門医・指導医)
科長 金田 浩幸 (日本内科学会認定医 日本消化器病学会専門医・指導医 日本消化器内視鏡 学会専門医・指導医 日本肝臓学会専門医 関東地方会評議員)
科長 桂  英之 (日本消化器内視鏡学会専門医)
医長 篠崎 博志 (日本内科学会認定医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医)
医師 三浦 邦治 (日本内科学会認定医)

東5階の消化器内科専門病棟は47床であるが、他病棟入院を含め常時70名前後の入院患者の治療にあたっている。消化器内科入院総数は年間2159名で当院入院患者総数の18.2%を占めた.東5階消化器内科専門病棟の平均在院日数は9.9日、病床利用率は97%、ベッド回転率は33.0/年であった.外来は新患者総数2580名、再来患者総数は23491名、一日平均外来患者数113名、紹介率は74.6%であった。また当院の緊急入院患者総数4930名中の第一位は消化器疾患(820名,18.5%)であった。

■学会活動
この3年間で参加発表した学会は,埼玉県医学会総会、埼玉県内視鏡学会、日本臨床内科医学会、日本内科学会、日本胆道学会、日本膵臓学会、日本肝臓学会、日本消化器内視鏡学会、日本超音波医学会,日本消化器病学会、日中肝胆膵学会、日韓肝胆膵学会、アジア・太平洋消化器内視鏡学会、アメリカ肝臓学会、アメリカ消化器内視鏡学会、ヨーロッパ消化器内視鏡学会、世界膵臓学会、世界消化器病学会で口演・ポスターで参加した。また日本消化器内視鏡学会、日本消化器病学会の教育講演や教育セミナー講演を担当した。
また今年度の消化器関連雑誌投稿は3篇であった。

■著作活動
消化器内視鏡に関する雑誌依頼原稿は年5-6件、2年間に消化器内視鏡に関する著書は3冊で全員の協力で執筆した。

     

 

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