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救急科

急な病気や怪我で苦しむ患者さんを診療する救急医療は、医療の原点であると言われます。さいたま市立病院救急科は地域の救急医療を支える中核病院として、その責務を果たすべく救急患者さんの受け入れに精一杯の努力をしています。全国の病院に共通した悩みである医師・看護師など医療スタッフの不足をカバーするため、「ER型」と言われる効率的な救急医療システムを採用し、救急科だけでなく全病院が連携して治療にあたっています。今後とも地域の救急医療に貢献するため努力を惜しまない決意ですので、皆様よろしくお願いいたします。

我が国の救急医療は緊急度と重症度により一次(初期)・二次・三次の階層に分けられ、三次救急医療は救命救急センターが、二次救急医療は一般の救急病院が担当してきました。さいたま市立病院は二次救急医療機関に位置付けられていますが、多発外傷、広範囲熱傷を除くほとんどの傷病に対応しており、上に述べた一次~三次の区分には当てはまらない機能を持っています。救急専門医が診断・トリアージ(重症度判定)と初期治療に特化して、専門治療を臨床各科が引き継ぐ「ER型」と呼ばれるシステムをとっているため、少数の救急医療スタッフで多数の救急患者に対応することが可能になっています。

限られた人的資源で効率的に救急医療を行うために、こうした「ER型」救急病院は全国で増えつつあり、救命救急センターとは異なるコンセプトによる医療体制として注目されております。いわゆる「患者たらいまわし」を防ぐためにも、病態、重症度にかかわらず診療を行うER型の普及は望ましい傾向であるといえるでしょう。

さいたま市立病院の救急外来受診者数は1990年代半ばから一貫して上昇していましたが、この数年、年間患者数は延べ19,000人程度となっています(下図)。このうち入院が必要となる患者は5,000人弱で、病院の入院患者の約40%が救急外来を経由した緊急入院です。一方で救急車の受け入れ数は増加し続けており、さいたま市の二次救急医療機関の中では最多の年間約6,600台に達しています。心肺停止患者(CPA)の搬送件数は年間120~150例で、二次救急医療機関としてはかなり多数であるといえます。

救急科は2001年5月に発足し、現在はスタッフ医(救急科専門医)2名および研修医3名の体制で平日日勤帯の救急外来受診者(小児科、産婦人科を除く)と院内で発生した救急事例の診療を担当しています。救急科が診療を担当した患者数は、発足時の2001年度には年間768人でしたが年毎に増加し、2011年度には年間3000人を超えています。当院はER型救急病院であるため、対象疾患の種類と重症度は広い範囲に及び、外傷や中毒など外因性の病態も数多くみられますが、70%は内因性の疾患が占めています。ER型であるため入院を要する救急患者の診療は救急科から臨床各科に引き継がれますが、急性薬物中毒、アナフィラキシーショック、重症敗血症、心肺蘇生後などの患者は救急科が引き続き入院治療も担当し、年間約50人の入院治療を行っています。

平成23年度の救急科診療患者数は3138人で、病態別の内訳は下表に示す通りです。

IDC分類  
A00-B99感染症および寄生虫症72
C00-D48新生物50
D50-D89血液および造血器の疾患ならびに免疫機構の障害14
E00-E90内分泌,栄養および代謝疾患80
F00-F99精神および行動の障害59
G00-G99神経系の疾患83
H00-H59眼および付属器の疾患2
H60-H95耳および乳様突起の疾患100
I00-I99循環器系の疾患276
J00-J99呼吸器系の疾患208
K00-K93消化器系の疾患250
L00-L99皮膚および皮下組織の疾患44
M00-M99筋骨格系および結合組織の疾患104
N00-N99尿路性器系の疾患127
O00-O99妊娠,分娩および産じょく<褥>1
P00-P96周産期に発生した病態0
Q00-Q99先天奇形,変形および染色体異常1
R00-R99症状,徴候および異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの262
S00-T98損傷,中毒およびその他の外因の影響1399
V00-Y98傷病および死亡の外因0
Z00-Z99健康状態に影響をおよぼす要因および保健サービスの利用0
分類不能 6
合 計3138
     

 

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